【続】恋愛のやり直し方
「えり………」

呟くように彼女の名前を口にした友田。
その顔からは、お驚きの表情しか読み取れない。



誰なんだろう。


単なるファンじゃないだろう。
彼女の容姿から、 友田が遊んだ女性達でもなさそうだ。

私の知らない出版社の人だろうか?
いや、出版社の人は『直樹』とは呼ばない。



誰なんだろう………


彼女が誰なのか友田に聞かないことには分からない。


そんなことを伝えたくて友田の袖を少し引っ張ってみる。


それに気がついたのは、友田と彼女の両方だった。


私を振り返った友田よりも先に彼女が口を開く。





「あなたが森島綾なの?」


友田の背後に 立っていた私を覗き込むように見ながらそう言った。
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