【続】恋愛のやり直し方
まだ着替え途中だったのか、スウェットのズボンだけ履いた状態で、肩からはタオルをかけただけ。

髪の毛からポタリと滴が落ちて、タオルに浸みこんでいく。







鍛え上げられた上半身に思わずドキリとする。





「なに?どしたの?」




思わず色気ダダ漏れの友田に魅入られていた神経を引きもどす。




「なに?じゃない!あ、あれ……あの原稿なに?」





「なにって?」




心底分からないらしい友田の顔。
軽く傾けてこちらを見つめる整った顔にすらドキリとしてしまう自分が恨めしい。




「あ、あれよ。原稿に、何でわ、私のこと書いてるのよ!」



「えっ?お前もう読んだの?」





やっと何の事だか分かったらしい友田は、途端に焦った顔をした。



「違う!読んでるのは竜くん。その行だけ声に出して読まれたの!もう書かないでって言ったのに!どういうこと?」



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