【続】恋愛のやり直し方
「どうしたの?」


「なんか今さらだけど、夢みたいだなと思って。

起きたら夢でした。なんてオチだったら落ち込むなと思ってたの」



「ふっ。これが夢なら俺も落ち込むな。だったら、目が覚めたときに、余韻に浸れるくらい綾を感じてやる」



「アハハ……そうだね」






どちらからともなく近づいた唇は、自然と重なった。





暖かいその感触を、体に刻み付けるように……。
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