もう一度…。
都の提案で、旅行のスケジュールはあっという間に決まっていった。

隼君のお義母さん達に旅行のことをに話すととても喜んでくれ
東京まで一緒に行き、美緒と離れて過ごす時間をつくる、
という都の提案も快く受け入れてもらえることになった。


『ゆりだってたまには息抜きしないと。
  今回は隼介先輩のご両親に甘えてさ。
       久しぶりの二人旅楽しもう!』

なんて都は言ってるけど、ホントは
わたしと美緒のためだってわかってる。


都はいつもわたしが少し前に進むためのきっかけをくれるんだ。

そして、勇気を出して進もうとするときは
必ずそばで見守っていてくれる。

わたしもがんばらなきゃ。
しっかり前を向いて。
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