お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
昨日は帰り道、ドキドキしながら、手を繋いで歩いた



『…ずっと我慢してよかった。美月めちゃくちゃ可愛かったよ』

そう言ってくれた、瑞希の言葉を思い出しながら余韻にひたっていた


なんか、言葉は少なくて二人とも照れくさくて


『けど、時期悪かったな。勉強出来る?ごめんな、俺タイミング悪いよな』


そう言って、本当にすまなさそうに謝る瑞希も素敵


頑張らないといけないと思ったよ



『瑞希ー』


瑞希?


『…こたろう』


こたろう?


『久しぶりだな、最近会えなかったしな』


そういって、こたろう?は私を見た


『そうだな。あっ、こたろう、彼女の美月。美月、俺の中学からのだちの山田虎太朗』


『君が美月ちゃん。やっと会えたねぇ』


なっ、私をご存知?


『…こいつには、お前の話してるんだ』


瑞希は、照れくさそうに言った



『はっ、初めまして』


『手を繋いで仲良いねぇー。…うーん、この空気感…してきたやろ?』


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