好きって気づけよ。




やっぱり、友だちがほしかったんだ。


友だちになってほしいって言われるのは、男の子でもすごくうれしい。



私でよければ。


と、彼の手をにぎろうとしたとき。




「あほ」




突然、うしろから、とっても聞きなれた声が聞こえた。



え?と思って振り返ると、

私の幼なじみがすぐうしろにいて、びっくりした。




「あ、あれ? なんで、凪(なぎ)くんが?」



 
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