情熱のラブ・  フォルテシモ
こんなに盛大になろうとは思っていなかったので

ジョシュは気持ちがハイになってしまったのだ。

「ジュナ、僕はどうしたらいいのかわからないよ。歌うだけでいいなんて、そんなわけにはいかないよ。」

「それならあなたのその余裕で、最後に全員と握手をしたらどう?」

「ジュナ、君ってなんて素敵なんだ!」と言っていきなりキスしてきた。

ジョシュはホールの分厚いドアの近くに立ち、できる限り多くの人達と握手をしていた。

そして最後の客が帰り、辺りは静かになった。

「ラリー、大成功だね。僕は信じられないよ。コンサートだとこうはいかないもの。」

「ジュナのアイデアは最高だ。ライブほど客と親近感を持てるものはないからね。」

「よかったわね、ジョシュ。あなたのパワーが皆を動かしたのよ。」

「二人ともタクシーで帰りなさい。私はオフィスに寄るから。」

私達はラリーと別れた。

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