情熱のラブ・  フォルテシモ
私はジョシュの若い魂に包まれて違う感覚を味わった。

彼が私を求める想いは一方通行だとお互いにわかっていた。

でも今だけは応えてあげたいと私は思った。

「ジョシュの想いは今夜だけで足りるの?」

「足りない。でもゼロよりはいい。そう思ったから。」

「ふぅ、またやるの?」

「夜明けまで許してほしい。何度求めても許してほしい。今夜だけだから。」

「ジョシュ、もう無理。」

「わかった。本当にこれで最後だ。」

「私が上になるわ。」

彼の上で腰を揺らしたら自分がとてつもなく淫らな女に思えた。

「ジュナ、どうした?」

「私があなたを求めているみたいだわ。」

「じゃぁ、うつ伏せになって僕が動くから。」

「ぁう、ジョシュ、やぁ、そんなに強くしないで。」

「これが最後だ。僕の想いに、君への想いに吹っ切れる。」

「ジョシュ、もう許して。」

彼の熱い想いが私の中で静まるまでしばらくかかった。

「ジュナ、もう二度と君を抱けない。素敵な夜をありがとう。僕の中で一生忘れられない夜だ。ジュナ、愛してる。」

私は彼のキスを受け止めた。

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