情熱のラブ・  フォルテシモ
バスでオフィスへ向かった。

「ラリー、おはよう。」

「おはよう、ジュナ、田原。」

「ラリー、君は日本のビジネスマンよりも仕事熱心だ。」

「田原、私が目ぼしいクラブをリストアップしておいたよ。参考に行ってみると面白いかもしれない。」

「それはありがたい。早速今日から回ってみる。」

「ネットで検索してみるといいよ。」

「そうするよ。」田原マネージャーはブースの一つにこもってしまった。

私は来月の第一金曜日に催されるニューイヤーコンサートへ思いをはせた。

彼にももちろん聴いてもらえるわ。

クラブで歌う私とは違う私を見てもらえるかしら。

そう思っただけで胸が熱くなった。

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