【短編】指定席

ほんね…亜子

康太の自転車の後ろに乗せられた亜子は考えていた。

なんで康太はあんなに優しいんやろか。

あたし…告白しても良いんかな?
今のまま、楽しく"友達"っていう関係でいた方が良いのかな?

いつもより心臓がバクバクする。
康太に聞こえてないかな?
あたしの気持ち、バレてないかな?

『どうすればええんやろ…』
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