闇の中の月姫
それから、他愛のない話をしながら、
そこらへんをぷらぷらしたあと、
由莉を宝龍の倉庫まで送った。
『じゃあまたね』
ひらひらと手を振る。
由莉「うん!ありがとう!バイバイ!」
すっかりタメ口に慣れてくれた由莉が、
笑顔でふりかえす。
そんな姿に、安心して家に向かう。
さて、来週は久しぶりのケンカだ。
皆を守るからね、美紀姉。
誰一人怪我なんてさせない。
町を守るから。
そんな誓いをしながら、家に帰った。