人形の妹と王子の兄
自問自答するみたいに
言葉に発せられねえで、
信じがたい事実に直面することになった。
「おまたせ、圭くん、お兄さん」
まだこの時は呼ばれ方で、
前と全然違った
ってわけじゃねえってことは確かで。
高校入ってすぐ
可愛すぎた妹を逆に
不細工の容姿にして。
「…このブスどけよ」
我が妹を自ら苛めた。
こうするしかお前を学校に
行かせる方法何てなかった
と思ったんだ。
「ブス原って篠原のこと好きらしいぜ?」