BLUE HEART



『ありがとう』と言いたかった。


微かに感じたリーフの心を、俺はそっと胸に閉まった。


『早く帰ろ』


リーフが急に、俺の手を引っ張って前に進みだした。


リーフの背中が少し、強張っているようだ。
緊張でもしているのだろうか。…何に対してというのは考えないでおこう。



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