First Love
―――
「どうして泣いているの?」
私に話しかけるは、
ロアンナ・ハーストさん。
この人…
否、この子は、9歳ぐらいの女の子で、
ジハル・ハーストの妙に頭のいい一人娘。
リアンがいなくなって、
床に突っ伏して泣く私を、
不思議なものを見るように見つめる。
あの人と違うはずなのに、
私をまた一人にしてしまう気がしたんだ。
それより。
いつのまに、このリアンの部屋に来たのだろうか。