モラトリアム


いつの間にか寝てたらしい。

もう18時になっている。
たしか温泉宿に着いたのは14時だった筈だ。
疲れてたんだな。運転疲れ。
あれ?彼女は何処に?
まだ戻って来てない?

僕はとりあえず捜しがてら、温泉に入ろうと思い。着替えを持って部屋を出た。
エントランスのソファーで彼女を発見した。どうやら僕の友達と喋ってたみたいだ。

おー敬太ー起きたか、今から温泉?俺なんかもう2回も入ったぜ。

おはよう敬太君。部屋に戻ったらまだ寝てたから、ビール買いに来たらお友達と会って喋ってたんだ。
既に3本目を、飲み干していた。

いいなービール。僕も入って直ぐに追い付くよ。

ありがとうな沙織さんの相手してくれて。
何、言ってんだよ。お前がこんな可愛い彼女を放ったらかしにしてるから悪い虫がつかないように見張ってたんだ。
お安い御用だぜ。

友達と別れて、彼女は部屋へ。僕は風呂へと向かった。


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