モラトリアム
て言うか僕は飲めないな。帰り運転だし。
少しショックを感じながら、露天風呂の気持ち良さに身も心も奪われていた。
しかし気持ちが良い。すっかり日も落ちて来て夕方だが、綺麗だ。
夕日が射し込んで、水面に反射する画を眺める。
どれくらい入っていただろう、気が付けばもう、黄昏。
夕食が出来てしまう。
風呂から上がり火照った身体で部屋に向かった。
長かったね、お風呂。
のぼせなかった?
彼女はビールを片手にくつろいでいた。
多分5本目かな。
ちょっとのぼせたかも。
苦し紛れのコーラで乾杯した。
その後、夕食を食べてもう一度お風呂にお互い入り、宿を出た。
時刻は21時である。