ミラ子の呟き。2014〜
と、まぁ
私の中学時代を語ると
そこそこに勉強して
そこそこに部活もして
そこそこに恋もしていた。

時にもどかしさや
理不尽さを知り
立ち止まったりもしたけれど

どれもこれも
大切な日々。

何が正しいとか
間違っているとか
よく分かんなかったし
真剣に考えることもしなかったけれど

それでも毎日
何かは思い考え感じていたと思う。

振り返っても
あの頃が一番、色んな事に
敏感だったように思う。

だから
学校近くのパン屋のラスクが
美味しくて、売り切れる前に
買えたよって事が大事で

学校近くの自動車教習所の
教習車が進みにくくて
困っていてもしったこっちゃない。

私たちはお構いなしに
道端に座り話し込む。

それが大事だったから。
そうしている時間が大切だったから。

だから、
そうしていたんだ。

うん。
確かに中学生だったんだよねぇ。
私も。

中学生だったんだ。




おわり




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