ミラ子の呟き。2014〜
彼が噛むようになったのは
子供が出来てからですね。

犬の方が先に我が家には
いましたので
動物病院の先生曰く

混乱しているのでしょうと。

そして、
一時期、急な事情で
うちの実家に急に暫く預けたんですね。

どうもそれがショックだったみたい。

でもまぁ、うちのオカンにも
元々なついていましたけど
戸惑ったのかな。

噛むといってもやたら滅多には
噛みません。

彼の苦手な事をしようとすると
ガブリ……。

でも私には滅多な事では噛みません。

息子達にも彼はほぼ噛みません。

誰を噛むのか?

雪雄です。

雪雄、噛まれまくってます。

雪雄、言います。

噛まれた手が痛いのではない。
心が痛いのだと……

指から血ダラッダラ流して言います。

勝手に言うとけ

声に出しては言えません(笑)

きっと彼の頭の中での順位

私→長男→次男→自分→雪雄

妥当だと思います(笑)

そんな雪雄は実は猫好きです。

雪雄の人生で猫切らしたこと
なかったそうです。

よく、怪我した猫やら
捨て猫みつけては
拾って帰ったらしいです。

私が初めて雪雄の実家に行った時は
綺麗なペルシャ猫がいました。

他所で飼われていた猫でしたが
雪雄の実家に居着いてしまい
飼い主と相談の上
雪雄んちで飼うことになったそうです。

ユルい……( ̄ー ̄;)

神経質な猫でした。
人が来ると二階へ上がり
姿を見せなかったらしいです。

私が初めて行ったときは
膝の上に乗ってくれました。
気に入ってくれたのかな?と
喜んだのも束の間。

後で聞いたら
デブってる人の膝が
好きだそうです……ビミョー( ̄▽ ̄;)

そしてお婆ちゃん猫だったので
やがて寿命を全うして
亡くなりました。

けれど
入れ替わるように、
雄のトラネコが
やって来るようになりました。

名前はトラ。

まんまです。

雄なのでしょっちゅう
巡回にいっては
生傷を作って帰ってきました。

トラは男前らしく?(知らんけど)
常に彼女を連れてきては
自分のご飯を分けていました。

毎回、違う相手です。

やるなぁ、トラ。

トラは大きかったですね。

うちのガブリエル(仮名)より
大きかったかも。

ちなみにトラはとても大人です。

うちのガブリエルが騒いでいても
横目で涼しげに見るだけで
相手にしません。

不思議とうちのガブリエルは
犬よりも猫の方が気が合うらしく
トラに遊んでとまとわりつくものの
相手にされてませんでした。

でも冬とかよくストーブの前で
二匹が寝てましたね。

でまぁ、
今から三年前かな
トラは暫く帰ってこなくて
事故にでもあったか……
どこかの家の車庫に閉じ込められたか……

漸く帰って来たときは
瀕死の状態だったそうです。

ほどなくして
息を引き取りました。

それ以降、
義母は猫を飼っていませんね。

やはり、別れがつらいからと。



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