私は異世界の魔法使い?!


ーーせめてなにか目印でも付けて歩かない?


そう言おうと思って口を開けたが、それはすぐに思い留まった。

だってついさっき黙れと言われたばかりだから。

言われてそれに従うのはシャクだけど、でもカイトは手を考えているって言っていた。

正直それも疑ってはいるのだけれど。

でも一度、様子を見ようと思う。

私が何か言ったところで頭でっかちなカイトがそれを了承するとも思えないから。

むしろそこから再びケンカになる可能性の方が高いから。

一度、私のせいでカイトをピンチな目に遭わせてしまった。

だからもう少し言う事を聞いてあげてもいい気がする……。


そう思って、必死で感情を押し殺していた。




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