初恋の人へ。
「あんた、名前なんてーの?」
「えと、相川沙良です・・・」
「沙良ね。俺は青城 琉生。ヨロシク」
「よろ、しくね」
名前を聞かれたことに少し驚いたけれど、
私と関わりを持とうとしてくれたことが嬉しかった。
でも、やっぱりこういう派手な男の子は苦手だな・・・。
どうやって話をすればいいのか
よくわからない。
それに人の机で勝手に寝てるなんて。
間違ったとはいえ・・・ちょっと信じられない。
自分から話しかけなければ大丈夫だろう、と
その時の私は思っていた。