性別「少年」属性「乙女」
「あのね。……聞いてくれるかな」
ボクは、ふたりに秘密を打ち明けた。
陸さんが、僕の腹違いのお兄さんだってこと。
「好きなんだ。陸さんのこと。でも、どうしようもないんだ。どうしても、自分が許せない。受け入れられない。このまま、陸さんと付き合ったら、ボク、大切なものを裏切る気がする」
「うーん、同性っていう時点で、あとはどうでもいいじゃん、って感じだけどなあ」
吉田が、腕を組んだまま、答える。
……正直だね、吉田(汗)。
そんな吉田の頭を、みっちゃんが軽く叩く。
「なんだよ、美知子」
「洋平くんは大雑把すぎ。まこちゃんと足して2で割れればいいのに」
それから、みっちゃんが、ボクを見る。
「私は、同性を好きになったことはないけど、でも、まこちゃんが真剣だから、真剣に答えるね」
ボクは、ふたりに秘密を打ち明けた。
陸さんが、僕の腹違いのお兄さんだってこと。
「好きなんだ。陸さんのこと。でも、どうしようもないんだ。どうしても、自分が許せない。受け入れられない。このまま、陸さんと付き合ったら、ボク、大切なものを裏切る気がする」
「うーん、同性っていう時点で、あとはどうでもいいじゃん、って感じだけどなあ」
吉田が、腕を組んだまま、答える。
……正直だね、吉田(汗)。
そんな吉田の頭を、みっちゃんが軽く叩く。
「なんだよ、美知子」
「洋平くんは大雑把すぎ。まこちゃんと足して2で割れればいいのに」
それから、みっちゃんが、ボクを見る。
「私は、同性を好きになったことはないけど、でも、まこちゃんが真剣だから、真剣に答えるね」