性別「少年」属性「乙女」
「ほら、マコト、いいかげん休めって。今は、まず身体を治すことが先だろ」
「うん。ほんとに、ありがとね。吉田。みっちゃんも」
出ていく二人に、ボクは、少し手を上げた。
手を振ろうとして、痛みに、あきらめる。
静かになった病室で、天井を見上げる。
やっぱり、痛い。
頭もずきずきするし、息をするたびに胸も痛い。
仕方ないよね。
自分が悪いんだし。
痛いくらいですんでよかったんだ、って、わかってるし。
わかってるけど。
「……っつ」
今まで、緊張していたのかな。
どうしても、痛みで顔をしかめてしまう。
こんなとこ、誰にも見られたくないな。
誰も入ってこなかったらいいんだけど。
きっと、今がいちばん痛いんだ。
だから、今我慢したら、きっと明日は、もっと楽になってるよね。
「……っ」
無理に我慢してたら、急に吐き気がして、ボクは横を向いた。
点滴と、何かよくわからない管が、引っ張られる。
どうしよう。
あんまり動いちゃいけないのかな。
でも、気持ち悪い。
「うん。ほんとに、ありがとね。吉田。みっちゃんも」
出ていく二人に、ボクは、少し手を上げた。
手を振ろうとして、痛みに、あきらめる。
静かになった病室で、天井を見上げる。
やっぱり、痛い。
頭もずきずきするし、息をするたびに胸も痛い。
仕方ないよね。
自分が悪いんだし。
痛いくらいですんでよかったんだ、って、わかってるし。
わかってるけど。
「……っつ」
今まで、緊張していたのかな。
どうしても、痛みで顔をしかめてしまう。
こんなとこ、誰にも見られたくないな。
誰も入ってこなかったらいいんだけど。
きっと、今がいちばん痛いんだ。
だから、今我慢したら、きっと明日は、もっと楽になってるよね。
「……っ」
無理に我慢してたら、急に吐き気がして、ボクは横を向いた。
点滴と、何かよくわからない管が、引っ張られる。
どうしよう。
あんまり動いちゃいけないのかな。
でも、気持ち悪い。