Tea Time

「いつか誰かとって思ってたら、この年になっちゃって。一人で乗るのはさすがに、ちょっと寂しいでしょ?」

彼女のそんなセリフにも、いつものような軽口が出てこなかった。


「俺も、一度乗ってみたかったんです。
やっぱり、女連れじゃないと、かっこつかないし」

ポロリとそんなことを口走ってしまって、ヤバイと思ったが、彼女はその言葉でかえって、リラックスできたようだった。
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