Tea Time

あまりに素直な彼女の言葉に俺は笑いをこらえることができなかった。


「おかしいですか?」


「あんまり正直に言うから。でも、嫌だと思われてないみたいで、ホッとしました」


「クリスマスはやっぱり灯りが多いのかな? すごく、キレイ」


彼女は俺の会話から逃れるかのように、外の景色に目を向ける。
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