あたしと君と先輩と
こんなことずっと考えててもしょうがないか。
早く帰ろっと。
そう思って、あたしが部室の階段を降りていると
「日南?」
片岡君に呼ばれた。
あたしが後ろを振り返ると、階段の上に片岡君がいた。
あたしが
「なにぃ?」
と聞くと、
片岡君は片手でそのふわふわしてくしゅっとしてるくせっ毛の髪の毛をいじりながら、
「日南、明日は来いよ。俺、待ってっから。」
って言ってくれた。
あたしはそれが嬉しくて、
「うん!ありがと、バイバイ!」
と言って、片岡君とバイバイした。
明日から、また気合い入れ直してがんばろう。