おとななこども
「担任の先生に圧力をかけられた…ねえ」

百花ちゃんはあたしの言った言葉を呟くと、ニヤリと笑った。

んんんっ?

「まあ、いいや。

お兄ちゃんに気に入られた人が現れてくれた訳だし」

「はっ?」

現れてくれたって、どう言う意味よそれ。

「これで私も安泰だ」

百花ちゃんはうんうんと首を動かしてうなずいた。

安泰って…あたしの方はどうなるって言うのよ?

あたしの安泰はどこにあるって言うの!?

「2人共、何してるんですかー?」

会長が呼んだ。
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