冬色こんぺいとう✳︎
おとーさんもおかーさんも


大好きだったから。


嫌われたくなくて


そんなこと、気づかない振りして


必死に笑顔を作ってた。


褒められたくて


一生懸命勉強してとった100点も


おかーさんにとってはただの紙くず。


「あんたなんて、いらない。」


いつか、言われるんじゃないかって…


怖くて、怖くて


でも、やっぱり神様は意地悪で


「あんたさえいなければ…
あんたなんて産まなきゃよかった」


あぁ。私はいらない子なんだ。
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