幼なじみと両想いになりました
ミチルの髪に健人が触れた。

何かと思い顔を健人の方へ向ける。

そこには真剣な顔で見つめてくる健人がいた。

そしてその顔はだんだんと近付いてくる。

昨日の健人を思い出し、ミチルは固まった。

「ま、待って…!」

思わず顔をそむけた。

「…なんで?」

健人が聞いたその声は、先ほどまでとは違う冷たさが含まれていた。

「なんでって、だって急に、どうしたのよ」

「急じゃなきゃいいわけ?今からキスしますって言えばいいわけ?」

「な、何言って…てか、こんな外でそんな事…」

「昨日は室内だったろ」
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