幼なじみと両想いになりました
「え、っていうか健人、どうしたの?なんか変だよ」

「何が変なんだよ」

「だから、昨日からこんなことばっかりしてくるから!」

「自分の彼女に触りたいと思って何が悪いんだよ!」

「な…」

直球の言葉にミチルは何も言えなくなった。

「付き合ってんだろ俺ら?お前俺の彼女じゃねーの?」

「彼女だよ。でも、だからってこんな事するためにつきあった分けじゃないし!」

「はあ?じゃあなんのために付き合ってんだ」

「なんのためって…」

ミチルは言いよどんだ。付き合う理由なんて考えたことなどない。

「じゃあ、健人は?健人はこんな事するために私と付き合ったわけ?」

「当然だろ」

開き直ったその言い方にミチルもキレた。

「何それ!そんなやらしいこと考えてたの?そのために私と付き合ったっての?」

「そうだよ」
< 19 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop