夜桜

「いや、うれしいけどさ、その…」


バツが悪そうな瀬上を見て、久莉子が真っ赤になって、言いわけを始めた。


「あ、えっと、違うの。他にもお客さんが来るんです、だから良かったら一緒にどうかと思って」
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