先生の「特別」にしてくださいっ!
「りーん!いつまで寝てるの?
もうとっくに授業終わったよー?」

「んにゃ?おはよー雪乃。」

「"おはよー"じゃねーぞ、たきのり!
もう練習始まってるよ!
いつまでもボケッとしてないで、
さっさと、準備する!!」

「ふぇっ?あ、もう放課後か!
寝すぎた!めんごめんごー今、準備する!」

「まったく。
再来週には本番だってのに、
お気楽なんだから!」

「まあまあ、彩音。そんなに怒らないの!」

「そうそう!雪乃の言う通り!
怒るの体に良くないぞー?
お前、一応、病弱なんだろー?」

「怒ってないし!呆れただけだし!
あと全然、病弱とかじゃないです!
今は滅茶苦茶、元気です。
しいていうなら、
誰かさんが能天気過ぎて、
頭痛がするくらいです!」

「そいつは良かった。」

「よくない!もう準備できた!?」


私には、楽しい友達もいる。
< 317 / 418 >

この作品をシェア

pagetop