\続★浮気不良彼氏★FINAL!/
屋上に着き
4人で輪になって座っている。
私は無言で隣の彼にお弁当を渡す。
玲華「……。」
早瀬「……。」
彼らも話さない。
きっと気まずいのだろう。
この張りつめた空気に…
玲華「……は、早瀬っ!美味そうだな、その…弁当。」
早瀬「…ありがとう。今日はシェフの東さんが作ってくれたんだ。」
玲華「そ、そうかっ。その東ってのは男か!」
早瀬「うん。」
――――――シーン――――――
「ん。」
食べ終えたのか、
目を合わさずに隣の彼が
私にお弁当を閉め渡してきた。
『……。』
それを、私も無言で受け取る。