\続★浮気不良彼氏★FINAL!/
パチッ―――
何時間か経ったあと
手術室の赤いランプが消えた。
皆が、真剣な表情でそのドアを
見つめている。
その扉が開くときを待って。
ウィーーン
その見つめる先のドアが開く。
そして出てくる
緑の手術着を纏った医師や
看護師とみられる人たち。
俺は、ゴクリと息を飲む。
誰も口は開かない。
彼らが口を開くのを待っている。
もしかしたら、
その発せられる言葉で
俺らは絶望のどん底に
落とされるかもしれない。
医師の一人が
マスクを外した。