LOVE GAME〜あたしの帰る場所〜
そして、ネクタイを締める彼の指先に視線をさだめると、「あれ…? まだこのドラえもんのネクタイしめてるの?」と呟いてみる。
「あ? あぁ、これは2代目」
ミントグリーンと白い細いストライプに、水色の水玉が鏤めてある柄で、一見どこにでも売ってるような普通のネクタイに見えるのだが、よーく見るとその水色の水玉が、ドラえもんの顔なのだ。
「やだ、すごい懐かしい」
昔を思い出し、深空は笑った。
「子どもが喜ぶからな」
締め終わり、最後の仕上げをする雄二の顔は、本当に優しかった。彼が本当に子どもが好きなのが、うかがえる。
それから彼は、デスクに置いてあるらタバコに手を伸ばし、1本取り出して火を点けた。煙が天井に昇って行く。その煙の吐き方も、彼女の記憶通りだった。
彼女が送る彼への視線は、熱かった。次第に、あの頃の感情が体中にあふれそうになる。
でも、届かない光を追い掛けていたあの頃とは今は違う…
そう確信があった。
「あ? あぁ、これは2代目」
ミントグリーンと白い細いストライプに、水色の水玉が鏤めてある柄で、一見どこにでも売ってるような普通のネクタイに見えるのだが、よーく見るとその水色の水玉が、ドラえもんの顔なのだ。
「やだ、すごい懐かしい」
昔を思い出し、深空は笑った。
「子どもが喜ぶからな」
締め終わり、最後の仕上げをする雄二の顔は、本当に優しかった。彼が本当に子どもが好きなのが、うかがえる。
それから彼は、デスクに置いてあるらタバコに手を伸ばし、1本取り出して火を点けた。煙が天井に昇って行く。その煙の吐き方も、彼女の記憶通りだった。
彼女が送る彼への視線は、熱かった。次第に、あの頃の感情が体中にあふれそうになる。
でも、届かない光を追い掛けていたあの頃とは今は違う…
そう確信があった。