LOVE GAME〜あたしの帰る場所〜
雄二の家でケーキを食べてから、深空は一足早く家路についていた。
疲れた体を横たえ自分の部屋で休んでると、二階に続く階段の下から逸子が呼んでいるのに気が付く。
「おそば茹でたけど、どお~?」
つわりで気持ち悪かったが、せっかくだからと、起き上がり返事をした。
一階に下りリビングに入ると、そばの他に揚げ物の臭いが充満していた。
「うっ…」
深空は思わず口元を押さえ、テーブルに並んでいる天ぷらに顔をしかめた。
「あ、ごめん。やっぱ、ダメだった? そばだけだとアレかなーって思ったから…」
茹でたそばを冷水で締めながら逸子が謝るが、深空は首を横に振り、席についた。
「はい」
逸子は、小さなせいろに乗ったそばを深空の前に置いた。さらに、自分の分も準備して、席に置く。そして、エプロンを外してから逸子も席についた。
「いただきます」
手を合わせ、箸をつける深空。そんな彼女に、逸子は「無理して全部食べなくてもいいんだからね」と付け加える。うなずきながら、深空はそばを口に運んだ。
疲れた体を横たえ自分の部屋で休んでると、二階に続く階段の下から逸子が呼んでいるのに気が付く。
「おそば茹でたけど、どお~?」
つわりで気持ち悪かったが、せっかくだからと、起き上がり返事をした。
一階に下りリビングに入ると、そばの他に揚げ物の臭いが充満していた。
「うっ…」
深空は思わず口元を押さえ、テーブルに並んでいる天ぷらに顔をしかめた。
「あ、ごめん。やっぱ、ダメだった? そばだけだとアレかなーって思ったから…」
茹でたそばを冷水で締めながら逸子が謝るが、深空は首を横に振り、席についた。
「はい」
逸子は、小さなせいろに乗ったそばを深空の前に置いた。さらに、自分の分も準備して、席に置く。そして、エプロンを外してから逸子も席についた。
「いただきます」
手を合わせ、箸をつける深空。そんな彼女に、逸子は「無理して全部食べなくてもいいんだからね」と付け加える。うなずきながら、深空はそばを口に運んだ。