LOVE GAME〜あたしの帰る場所〜
 地下にいるということもあり、彼女には外の様子が全くわからなかった。最後のセンテンスを読み切り、深空はパタンと本を閉じ、時間を確認した。

(…読み終わっちゃった。まだ、8時か…)

 ぬるいどころか、冷たくなったコーヒーを一気に流し込む。

 まだ2時間もあるのかと思うと、彼女は大きなため息を吐かずにはいられなかった。その時、彼女の腹の虫がぐぅーと鳴る。そのお腹をさすりながら、テーブルの上にある小さなポップを眺めていた。そのポップは、季節のオススメ料理の宣伝をしている。

(…お腹すいたな)

 深空は少し考えてからメニューに手を伸ばし、ページを開く。何か軽いものでもお腹に入れておこうかと思ったのだ。

 呼出しベルを押し、彼女はサラダを注文する。

 料理が来るまで携帯をいじっていると、タイミングを計るかのようにメールが届いた。

(あ… また伸夫か… 今度はメール…)

 彼女はは面倒臭そうにメールを開き、内容を確認した。

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