LOVE GAME〜あたしの帰る場所〜
しかし、あたしは両親にとってお荷物でしかなかったのだ。母は父に愛されず、自棄になっていたのだろうか。あたしは母にとって、"生きる意味"となる存在ではなかったのだ。それを知ったのは、中学生の時だった。
残業と言って少し遅く帰ってきた母。急いで夕飯の支度をしようと、バッグをリビングに放った時、携帯が中から飛び出し、バッグのそばに落ちた。母は忙しなくキッチンで夕飯の支度をしている。
最近、頻繁に誰かとメールしている母…
あたしには、相手が誰なのか知る権利がある。そう思ったあたしは、キッチンにいる母の様子をうかがいながら、無防備に落ちている携帯を手に取った。
その時の衝撃は、決して忘れない。
相手が誰か、何ていうのは問題じゃなかった。問題は、その内容だった。
あたしの中で、何かが崩れ落ちる。
そうでもしないと"女"でいられなかったのだろうか。その時、あたしは悟った。母にとって、あたしという存在は何の支えにもなっていなかったのだろう。血のつながったこどもの最低限の責任を果たそうとしているだけなのだと…
その結論に達してしまったあたしには、これまでの気持ちなどすっかりと吹き飛んでしまった。何も知らないと思っている母を、軽蔑の眼で見るようになる。
残業と言って少し遅く帰ってきた母。急いで夕飯の支度をしようと、バッグをリビングに放った時、携帯が中から飛び出し、バッグのそばに落ちた。母は忙しなくキッチンで夕飯の支度をしている。
最近、頻繁に誰かとメールしている母…
あたしには、相手が誰なのか知る権利がある。そう思ったあたしは、キッチンにいる母の様子をうかがいながら、無防備に落ちている携帯を手に取った。
その時の衝撃は、決して忘れない。
相手が誰か、何ていうのは問題じゃなかった。問題は、その内容だった。
あたしの中で、何かが崩れ落ちる。
そうでもしないと"女"でいられなかったのだろうか。その時、あたしは悟った。母にとって、あたしという存在は何の支えにもなっていなかったのだろう。血のつながったこどもの最低限の責任を果たそうとしているだけなのだと…
その結論に達してしまったあたしには、これまでの気持ちなどすっかりと吹き飛んでしまった。何も知らないと思っている母を、軽蔑の眼で見るようになる。