計算づけのヒロインが愛した正義のヒーロー
「あいつって?」


「うちの大学の、

やたらめったら女子に人気がある王子」


王子と聞いて、

彼氏候補にしようかと思ったのです!


だけど、

それは彼が来るまでの話で…、

あとは最悪だったの。


「あ、来た来た!

誠人、こっちだぜ、

すみません生追加で!」


ちょいちょいと、

女の子の二人が私の手を握って、


「あかね、

今からくるのは

私たちが狙ってる人なの」


「邪魔しないでね!」


「もう…

梓ちゃんと玲子ちゃんの

彼氏とったことないもん」
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