計算づけのヒロインが愛した正義のヒーロー
レポートをやめて、
目的地に移動。
どうやら、
彼は喫茶店のホールが担当らしくて、
制服姿がカッコいいなー…。
「あの子と一緒に来ただろ、誠人」
「そうだけど」
ふむふむ。
誠人くんは大学の友達と
同じバイトなのね。
すると、
私の耳には届かせたくないらしいぐらいの声で
秘密を話しているみたい。
気になるんだけど、
バイトのことだったら悪いよね。
でも何だか、
誠人くんの頬が染まってくる…、
まさか…誠人くん…。
「だめ、誠人くん!」
「愛奏、どうした」