ふわふわ王子とツンデレ姫 ~王子と姫の恋愛日記~
「うち、すぐそこだから」

分かれ道、私は翼に言った

「えっ、送ってくよ、家の前まで」

翼が慌てたように言う

「ううん、いい。すぐだから。じゃ、おやすみ」

私は翼に背を向けた

「あ、葵ちゃんっ!」

「へっ?」

振り返ると翼が近寄ってきた

翼の顔が近づいてくる、って…え?

近づきすぎだよって思った時には翼が私の頬にキスをしていた

「し、消毒っ」

え…?

翼は背を向けて走っていった

けど…消毒って……何?
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