ふわふわ王子とツンデレ姫 ~王子と姫の恋愛日記~
「翼…?」

驚いたように翼は振り返った

「葵ちゃん…?」

「ちょっと来い」

私はそう言って翼を陰に連れていった

「どういうことだ?」

「えっと、あれは僕の二番目の兄」

「それでずっと観察していたんだな?」

翼が私の声に驚く

「もういい。お前と付き合っていた私が間違えだった」

悔しい

私は涙を呑んでその場を去った
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