ガラスの林檎(磨けば光る・・ガラスのような君へ)
まだまだ夜は一段と冷え込むこの時期。

僕等は駅に向かって歩き出していた。

駅に着くと、まだ仕事帰りの人がいた。

僕は予定があり、次の駅まで行かなければならなかった。

行く方向は彼女と同じ方向!

ジリリリ
ジリリリ

「やべぇ、この電車逃すとかなり間あくぞ?」

二人は急いで階段を上がった!

プシュー

目の前でドアが閉まった!
「まじかよ?!」

(乗れなかったね……)

「しょうがない、次まで待つか」

次の電車の時刻は間が35分も空いていた!

「何しよう?」

(かなり時間あくね?)

沈黙が続いた

時間は夜の11時を過ぎていた。



この後


彼女の口から信じられない言葉を耳にする。


(彼女今いるの?)

「えっ?今いるよ!なんで?!」

(今は幸せ?彼女いるなら幸せか(笑))


「うん。幸せ?かな」


向かいのホームに電車が通り過ぎた時…


(あの頃に戻れるかな?あんなにふざけあってた……………あの頃に)

向かい電車が通り過ぎた時
僕は

彼女を見ていた。



そして、
「あの頃には戻れないよ。凄く楽しかったあの頃には」

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