一目惚れしました。
「走って来たのかよ?」

結城くんが驚いていた。

「だって、遅れたら、
結城くんに会えないし。」

息を整える。

「ハア、
4時20分。」

「え?」

「電車。
いつもこの時間に俺は乗る。
ちゃんと覚えてよ。」

呆れながらも教えてくれた。
< 22 / 67 >

この作品をシェア

pagetop