病める仔猫と強気な狼
「お前・・・。」

「うっ、もうほっといて。一人にして。もう、死にたいの。」

「じゃあ、その命俺にくれ。」

「えっ?」

「お前が、死にたいなら俺がその命もらってやる。だから、俺に、ついてこいよ。」








「グスンッ。 ほんとにいいの?私で・・・」
私なんて、きっとみんなを不幸にするに決まってる。

「お前がいいんだ。」
黒は、まっすぐな瞳で私に告げた。

「俺らが、家族になってやる。」

「っ・・・うん!!」
神様、私はもう一度だけ人を信じたいと思います。
きっと、許されない、でも私はこの人についていきたいのです。






「俺の名前は、神埼 龍だ。」

「りゅう・・・。」 

「あぁ。それでお前の名前は・・・・“杏”だ。」

「…っあん。いい名前。」



「これから、よろしくな?杏。」

「うん!!」















































「ごめん、なんかいいムードになってるとこ悪いけど、どうなってんの?」

「ボク達全然分からないんだけど・・・。」
 
「俺も、きちんと説明してくれないと。龍!」
















「あっ、忘れてた。」

「「「おいっ!」」」

「話すのめんどーだから帰ってからな。」

「はぁ??」
(可愛そうな人たち)←杏



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