イジワルなキミの隣で
「ね、今日ヒマ?光流の部屋行っていい?」
とにかく今日はちゃんと話したい。
光流が何を考えてるのか。
「悪い、部屋はちょっと。どっか寄って帰るか?」
バツが悪そうに光流は笑った。
「なんでダメなの?ゆっくり話がしたいから、今日は光流の部屋かあたしの部屋がいい」
強く押すと光流が折れることを知ってるから、引き下がることをしなかった。
「話なら部屋じゃなくても出来るだろ?」
「落ち着いて話がしたいもん。なんでダメなの?」