イジワルなキミの隣で


日曜日。



「うわ!っんでまたいんだよ?」



バイトだった佐伯先輩を裏口で待ち伏せした。



先輩は壁にもたれかかる私を見て、目を真ん丸く見開いている。



そんなにビックリすることないじゃん。



「話したかったので」



だって


最近明らかに避けられてるし。



「…………」



黙り込む佐伯先輩。



そんなに私と話したくないってことなのか?



なんだかショックで軽く傷付く。


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