イジワルなキミの隣で


チュッ



気付くと背伸びをして


先輩の頬に


自分の唇を押し当てていた。



ハッとした時には遅くて、全員ポカンとしながら私を見ている。



「キ、キャーッ!ごめんなさい!すみません!」



私ったら


私ったら佐伯先輩に何を……。


好きだからって


テンパったからって


いくらなんでも


こんな大胆な行動に出るなんてっ!



「す、すみません!でもっ、これが私の気持ちなので!では、さようなら!」



恥ずかしくて早く逃げ出したかった。



ところどころで机にぶつかりながら何とか廊下に出ると、そのまま当てもなく猛ダッシュした。


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