シェアハウスのミュージシャン
オーディション




部活を引退してから、早1ヶ月。

あっという間に、夏休みを迎えていた



哲「アチーー。」

「哲、余計に暑くなるー。」

賢介「てか、お前ら少しは練習しろよな!」

哲「練習?」

「何の?」

賢介「バンドのだよ!」

「なんで?いきなり?」

ひろ「あれ?賢介話してなかったのか?
これだよ。これ」

「芸能人になれるチャンス、このチャンスを逃すな?」

ひろ「このオーディションに参加済んだけど、」

「えーー!」

賢介「俺、お前らに言ったぞ!」

「全く、聞いてなかった…」

ひろ「まぁ、沙織は練習いらないか、」

「てか、何歌うの?」

賢介「それに今困ってんだよ!」

「はぁ?」

賢介「だから、それに今、困ってんだよ!」

「困ってるもなにも、誰かの好きな歌歌えばいいじゃん。」

賢介「それは、ダメなんだ。」

「え?!じゃぁ?」

賢介「誰かが曲を作る…」

皆「えーーーー!!」

賢介「まぁ、それ一回置いといて、沙織はともく、哲とひろ!2人が問題だ!」

「確かに、皆にも歌ってもらうし、当然楽器は弾けないとね、賢介は?」

哲「賢介は、歌うまいぜ!」

賢介「歌もまぁ、得意だし、ギターには自信あり!」

「賢介は問題無し!」

「龍広は?」

ひろ「お、俺は、」

哲「ひろは俺と同じ音痴同盟ー!」

ひろ「哲!」

「とりあえず、龍広歌って!」






「うーん。まぁ、いける!後は、高音だね。哲は?」

哲「俺はひろよりうまいぜ」








哲「どうだ?」

「本当の事言っていい?」

哲「あぁ、どうせ、うま…」

「下手くそ!!哲音痴すぎる!!」

哲「んなこと言ったって…」

「はぁー。とりあえず歌は賢介に任せる!2人は私に任せといて!」

賢介「あぁ。よろしく!」





< 16 / 167 >

この作品をシェア

pagetop