シェアハウスのミュージシャン



車は賢介の運転で行った







でも…




「ちょとそこ一通!」


「ここで、一回止まる!」


「危ない!!赤ー!」


「そっちじゃない。」

「まだ、降りない!!」




運転が下手くそ!!!


ルールは完全に無視だし。

スピードは早いし、何故かガタガタなりながら運転。


酔いそう…


良くこんなんで免許取れたなー。
なんて感心するほど…




哲「次のドライブインでとまろ〜ぜぇー。」

ひろ「さぁーんせぇーい。」

哲とひろは、酔いそうってか酔ってる。


まぁ、当たり前か。








やっとの事でドライブインに着き。




哲とひろは、トイレへ。

賢介は、食べ物を買いに。



私は、あの2人の為に飲み物を買って車に戻った。





やっぱり、私が運転した方が、いいかな?



私は助手席から、運転席の方へ行き、
カーナビでどこに行くか、道を調べた…






ここに行くのか。


行き場所は、遊園地だった。


てか、夏休みだし、混んでるんじゃ…大丈夫かな?





ひろ「ふひー。スッキリした。」

哲「同じくー!」

賢介「あれ?沙織が運転すんのか?」

「うん。みんなは休んでて。」

賢介「あと、何時間ぐらい。」

「カーナビによると1時間ちょいかな?」

賢介「じゃ、俺ちょいと寝る」

哲「俺も…ふぁぁぁぁー。」


「寝るの早!」


バタン


「あれ?ひろ前乗るの?」

ひろ「ああ。後ろは狭い。」

「確かに。」

ひろ「俺が運転しよーか?」

「ううん。大丈夫。ひろも寝てていいよ?」

ひろ「いや。俺は起きとく。」

「そっか。」




「聞きたい音楽ある?」

ひろ「清水翔太!!」

「おっけい。」



「てかさ。」

ひろ「ん?」

「進路どうすんの?」

ひろ「俺?俺はなーー。」

「なんかないの?」

ひろ「俺は、やっぱりバスケ選手かな〜。」

「NBA⁇」

ひろ「いけることなら行きてーな。
でも、バスケ関係につく!!絶対にな!」

「そっか。じゃ、私がファン1号になってあげる。」

ひろ「残念。俺のファンはいっぱいいますよ。」

「知ってるよー。伊達にモテて無いからねー。」

ひろ「お前は?」

「私は…決まってないや。」

ひろ「音楽関係じゃねーのか?」

「うーん。歌うのは好きだけど、そんなに簡単な世界じゃないからなー。


まぁ、私は結婚して子供を産んで幸せな家庭が出来たら、それで十分。かな?」


ひろ「彼氏は?」


「ーー!!これから作るのーー!」

ひろ「はっはっはつ!!!」


「笑すぎ!酷すぎ!!」

ひろ「ごめん。ごめん。」

「夏休みもあと半分だよ。」

ひろ「みじけーな。」

「本当よ。まだまだしたい事いっぱいあるのに!」

ひろ「おめーは十分遊びに行ってるだろ!!」

「まだまだ。遊び足りないや。」

ひろ「なーんて言ってるけど、もうすぐ文化祭だぜ?」

「あぁー、ほんとだ。あ!私また家に着くの遅くなると思う。」

ひろ「なんかあんのか?」

「毎年、何故かクラスのダンスを考えるのに、参加しないといけないの。」

ひろ「頑張れ。」

「ちょと!!同じクラスなのに手助けはなしー!」

ひろ「うん!頑張れ!」

「もーう。」


「あ!もうすぐ高速降りるから、着くよー。」

ひろ「おーい。起きろよー!!」




ひろ「てか、俺の事、ひろって呼ぶようにしたのか?」

「あ、うん。呼びやすいし。ダメ?」

ひろ「いや。むしろそっちの方が慣れてる。」




哲「ふぁー。おはーよー。」

「もうつくから、賢介もおこしてね。」

賢介「起きてるけど、体がうごかーん。」


「もーう。ほっていくよ!!」

賢介「はーい、」
< 28 / 167 >

この作品をシェア

pagetop