GIRL Story
「あんたが家出した時助けてあげたの誰だと思ってんだよ!」

「…でも、私だって…あんまりお金ないし。」

「マジで今回で最後にするから。」

「…。」

(優奈は粘れば絶対貸してくれる。)

そこを利用する卑怯な姉。

(ごめんね。優奈。
私が誇れるたった一つの事は姉でいる自分だったのにそれすらも守れなかった。)
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